【更新報告】動と静の均衡
2007年7月3日 MTG倉庫 非公式リストが出たから、10版導入後の環境を考えよう! という珍しくMTGブログっぽい記事というか日記です。本当に珍しい。これは我ながら由々しき事態とも言えますね。明日は雨か槍が降って降って降りまくるんじゃないかしら。
……えーと、いつもどおり誰もが当たり前に考えている事を書くだけだったりしますががががが。
*一応、非公式準拠なので、話半分が最高にオススメです。
さすが多色環境のスタンと言えるデッキタイプの多さ。
幅広いというのは凄く良い事だと思います。
それでは、この中から10版が入ると特に影響がありそうなデッキを選んでみましょう。
「コントロール」
・トロン系
・ソーラーフレア系
・コーラシュコントロール
・青黒コントロール
・バベル
「ビート」
・ステロイド
・ボロス
・赤単
・ラック系(メガハンデス)
・セレズニア
・ZOO
・緑単
「コンボ」
・ナルコブリッジ系
・プロジェクトX
・ドラゴンストーム
・ゴブリンストーム
「まとめ」
コントロールが一部を除き下降傾向。
それに比べてビートは上昇傾向。
10版後の予想を簡単にすると、
コントロール・トリコ
ビート・ステロ(というかタルモ入っているビート)
コンボ・ナルコブリッジ&プロジェクトX
という感じかと。
ここからメタの発展・新デッキで揺れるかしら。
個人的には《壌土からの生命/Life from the Loam》+突撃の地鳴りに期待ですね。
……えーと、いつもどおり誰もが当たり前に考えている事を書くだけだったりしますががががが。
*一応、非公式準拠なので、話半分が最高にオススメです。
前環境のおさらい(主な有力デッキなど)
「コントロール」
・トロン系
・ソーラーフレア系
・SHH
・トリコロール
・コーラシュコントロール
・青黒コントロール
・ピクルス
・バベル
「ビート」
・ステロイド
・ボロス
・赤単
・ラック系(メガハンデス)
・セレズニア
・ZOO
・緑単
「コンボ」
・ナルコブリッジ系
・プロジェクトX
・ドラゴンストーム
・ゴブリンストーム
さすが多色環境のスタンと言えるデッキタイプの多さ。
幅広いというのは凄く良い事だと思います。
それでは、この中から10版が入ると特に影響がありそうなデッキを選んでみましょう。
「コントロール」
・トロン系
・ソーラーフレア系
・コーラシュコントロール
・青黒コントロール
・バベル
トロン系
・肝心要のウルザ地形が再録されず。
・これによってデッキ自体が成立せず。
ミラディン・神河の頃から、歯と爪・青単トロンと使われ、神河・ラヴニカに入っても半蔵トロンとして活躍。
そして、ラヴニカ・時のらせん環境においても青赤・青緑・青白・青黒・青単とあらゆるタイプで環境を席巻。
――スタンダードのメタには常にこのデッキが居て、多くの大会の上位でその存在を誇示していました。
第8版で再録が決まった時、どれくらいの人間がこの状況を予測したでしょうか?
2003年から4年もの間、環境のトップメタにいたウルザトロンは10版参入をもってようやく眠りにつきます。
これがどれくらいの長さになるかは解りませんが、少なくともしばらくは――互いに《併合/Annex》を握り締めてウルザ地形を奪い合う事も、3ターン目に莫大なマナ差をつけられる光景も見かけなくなり――穏やかな夜を過ごせるようになるのです。なんと素晴らしい事でしょうか。
ソーラーフレア系・青黒コントロール・コーラシュコントロール
・迫害が再録されず。
・(青黒コン)《マナ漏出/Mana Leak》・《巻き直し/Rewind》が再録されず。
トロンとは違い、これらのデッキタイプが死滅するという事はありません。
しかし、対コントロール・コンボ戦の鬼札とも言える迫害が落ちたのは少なからず影響がありそうです。
特に、ソーラフレア系と青黒コントロールのお家芸――相手の呪文を《差し戻し/Remand》して《迫害/Persecute》――時によってはゲームの趨勢を決めるパターンが見られなくなるというのが。
バベル
・《機知の戦い/Battle of Wits》が再録されず。
・これによってデッキ自体が成立せず。
The Finals2001東日本予選の1位通過デッキを見た時、多くの人間は目を丸くした事でしょう。
何故ならそこには、通常のデッキリストに見慣れた私達の意識の斜め上を行くデッキリストが存在していたからです。
245枚――通常のデッキ4個分を縦にし積み上げられた、塔の如きデッキ――それを前にした対戦相手はバベルという名にただ納得するのです。
笹沼希予志、フィンケル、浅原晃など数多の名手にも使用されたこのデッキは目覚しい活躍を遂げ、二つのインパクトでプレイヤーの記憶に刻まれました。
ですが、デッキの要である《機知の戦い/Battle of Wits》は……10版には残念ながら再録されません。
神話のように神(Wotc)の怒りに触れたという事でしょうか。
偏らぬように休憩時間をずっとシャッフルに費やすプレイヤーも、うっかり崩して大惨事になったプレイヤーも、しばらくは見る事がありません。
次の再録を期待し、バインダーに入れて待つ事だけが私達に残されたたった一つの善行です。
そうやって、神の怒りが収まるのを待ちましょう。
「ビート」
・ステロイド
・ボロス
・赤単
・ラック系(メガハンデス)
・セレズニア
・ZOO
・緑単
ステロイド
・《密林の猿人/Kird Ape》・《火山の鎚/Volcanic Hammer》がアウト。
・モグの狂信者・トロールの苦行者・火葬などがイン。
ステロイドは明らかにマイナスよりプラスを得たと言っても良いでしょう。
今までソーサリーだった3点火力が完全上位互換のインスタントになり、モグ・苦行者と戦力の充実。
現時点でもビート系トップですが、それは10版参入後にさらに確立されそうです。
なので次期環境を睨む上で、外せないデッキであるのは間違いないはずです。
「現環境で一番強いカードは?」
「……森か山だな」
あるいはこういうやり取りも聞こえてくるやもしれません。
ボロス
・《サバンナ・ライオン/Savannah Lions》がアウト。
・火葬などがイン。
デッキ自体が死滅する訳ではありませんが、序盤の大事なクロック基盤を一つ失ってしまいました。
現在《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》の影響で見かける事も少なくなったライオンはそのまま数を減らし絶滅……まるでそんな印象さえ。
これからのボロスはバーンタイプに寄せた形などが主流になるかもしれません。
赤単
・モグの狂信者・火葬などがイン。
今現在、最もホットなデッキの一つがさらに強化されます。
より早く、より確実に、対戦相手のライフを削れるようになり、このデッキを見かける機会ももう少し多くなりそうです。
ZOO
・アウトもインもステロイドとほぼ一緒(苦行者が入らないぐらい)。
火力の充実・モグの狂信者の再録とステロイドと同じく追い風傾向。
猿人が落ちた事により1ターン目からのクロックは下がりますが、モグはナルコブリッジなどメタに絡むデッキへの耐性が上がるので個人的にはプラス評価です。ステロイド・ZOOだと《タルモゴイフ/Tarmogoyf》が育ちやすくなったというのも利点でしょう。
緑単
・苦行者・ミリーがイン候補。
特にマイナスポイントもなく、逆にプラス候補があります。
ミリーは今後森を使用するデッキが増えると睨むならなかなか良さそうだと思うのですが、やはり蓋を開けてみなくは解りませんね。
「コンボ」
・ナルコブリッジ系
・プロジェクトX
・ドラゴンストーム
・ゴブリンストーム
ナルコブリッジ系
・《よりよい品物/Greater Good》が再録されず。
純正は何も変化なく今後も見かけそうですが、亜種であるよりよい品物搭載型ナルコブリッジ(グレーターブリッジ)は姿を消します。
ドラゴンストーム
ゴブリンストーム
・《煮えたぎる歌/Seething Song》が再録されず。
・《手練/Sleight of Hand》が再録されず。
速度低下直行便の船に乗りました。これでメタが動くのは間違いありません。T1クラスでしたが、T2ないしはT3まで落ちそうです。
まだ十分なテストプレイをしていない段階で言うのもなんですが、失ったものはあまりにも大きいと思います。
「まとめ」
コントロールが一部を除き下降傾向。
それに比べてビートは上昇傾向。
10版後の予想を簡単にすると、
コントロール・トリコ
ビート・ステロ(というかタルモ入っているビート)
コンボ・ナルコブリッジ&プロジェクトX
という感じかと。
ここからメタの発展・新デッキで揺れるかしら。
個人的には《壌土からの生命/Life from the Loam》+突撃の地鳴りに期待ですね。
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