~これまでのあらすじ~

GP北九州のサイドイベントPTQで歯車が噛み合い、PTサンディエゴの権利と航空券を獲得した菊四!
あらゆるものをとりあえず横に置き、とりあえず是が非でも行くと覚悟を決めたのであった。
それから月日は流れ、いよいよ旅立ちの日となった。

2月18日

師匠に送ってもらいつつ、すき家で食事をし、両替所でドルに両替。
そして那覇空港より旅立ち、行った先は成田空港。ここまで3時間。
そこからいよいよアメリカはサンフランシスコへ出発(9時間)。

機内で他のPTQチケット組の方と出会い、パーティーに混ぜていただく。
今思えば、ここで混ぜていただかなかったら菊四は死んでいたに違いない。

席は真ん中とイマイチ。通路側が良かったなーと。
そうそう、機内食とか初めて。ハンバーグか海鮮あんかけで迷い、前者をチョイス。
しかしこれはミスかとも思う。なにせ肉の国アメリカへ行くのだから、ここはあんかけの方が良かったような。
地獄の9時間耐久をうつらうつら寝落ちしたり、時に映画(サロゲート)を見たりで耐えきる。そしてサロゲートが映画館の予告で見た時よりもなんか微妙。

初めての入国審査や税関もどうにかこうにか通り、今度はサンフランシスコからサンディエゴへ。

国内線なので、1時間半ぐらいでさくりと到着。

こちらが日本人と知るやいなや、俺の上司は佐藤って言うんだと言い続けるファンキーな運転手が操るタクシーにて会場のサンディエゴコンベンションセンターへ。
来る途中に色々街並みを眺めてましたが、非常に都会でとても雰囲気が良い。あと治安も割と良さそうな印象が。
そしてこの会場がやたらと広い。さすがアメリカやで……スケールがでけえ……と早くも飲み込まれつつ入場。

――うん、まだ受付始まっていない。

一行は失意のまま、宿であるガスランププラザスイーツへ。
会場から8ブロック先にあり、なおかつ道もまっすぐ行くだけと凄い楽ちん。
途中途中、お洒落なお店などもあり、おおーと目を楽しませたりも。

ホテルに荷物を置きつつ、しばらく時間を潰して、また会場へ。
参加登録などをつつがなく済ませ、バッグとチャンドラーレッドみたいな炭酸飲料とパックを頂く。
そのあと食事会みたいなのに参加。バイキングな感じ。
比較的不味い飯に舌打ち混じりの舌鼓を打ち、メロンと焼き鳥が救世主という真理に感謝。

これだけでは到底腹持ち足りず、他のプレイヤーご一行にありがたくも同行させていただき、タイ料理屋へお食事。
すっぱ辛いスープが若干苦手な味ながらも、他の料理は美味しく、楽しい時間を過ごさせていただく。

食後のデザートとして、アイス屋へ行き、支払いをかけてのじゃんけんに勝利。
そして食すと驚き……このアイス、マジ美味。フレンチバニラビーンは滑らかさが危険。これは太る。

初日はそんなこんなでホテルに帰り、同室の人に挨拶などもしつつ就寝。

2月19日

ホテルでの朝食もそこそこに、早めに会場へ行って準備。
ウオー、なんかドキドキしてきたー。

初日はまずスタン五回戦から。ちなみに使用デッキは四色続唱。
ジャンドに割と有利。またメタ上にあるデッキでコントロール以外にも戦える感じ。
メタをかなり絞ってはいるので、メタ外に結構辛め。

1回戦 Sirvent, Antonio [ESP] 青白コントロール

初っぱなから個人的メタ外大当たりな訳なんだが?
これはほぼ確実に死んだんだが?

1本目を気合いの続唱乱打で取るも、2本3本目を《光輝王の昇天/Luminarch Ascension》や《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》などで落とす。
お互いコントロールということもあり、初っぱなから延長5ターン突入。

早くも疲労困憊。会場のぼったくりコーラを飲み、糖分補給をしつつ二回戦へ。
*ぼったくり説明:会場外で1.5$のコーラも会場内では3.75$。シャーク! シャークです! 他にもクッキーなどが火星産の小麦とかでないと説明できないお値段。

2回戦 Sanders, Joshua [USA] バント

バントへの相性はそれなり。《広がりゆく海/Spreading Seas》で事故らせる、あるいはテンポを落とさせれば楽なマッチ。
相手の使用するカードで対処しにくいカードはプレインズウォーカーぐらい。それ以外はどうにかなるなる、という具合でいざ勝負。

1本目、相手の攻撃を《審判の日/Day of Judgment》などでいなし、《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》で圧殺。
2本目は相手2マリガン。攻勢をまた《審判の日》でいなし、《復讐のアジャニ/Ajani Vengeant》で土地を全部飛ばしてからゆっくり押し切る。

嬉しいプロツアー初勝利。いやっほー。

3回戦 Tuomi, Sami [FIN] 黒単吸血鬼

当たってはいけないマッチアップ。黒単吸血鬼は(構成によるも)基本的にコントロールに非常に強く、相性的にはあまり良くない。
ただ相手の要求マナシンボルが濃いので、《広がりゆく海》がそれなりに効くのが良いところ。そこらが優位に働けば……。

1本目、相手の攻撃をどうにかいなせたか? と思ったところに《吸血鬼の夜侯/Vampire Nocturnus》*3で即死。
2本目、相手1マリ。《献身的な嘆願/Ardent Plea》のサポート受けた《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》がひたすらに殴り、そのままゴール。
3本目、相手が土地を固めて引くという不運につけこみ、《ロウクスの戦修道士/Rhox War Monk》で殴りきる。

どこから来たのー? と聞かれたので、日本よーと答え答え。
そちらは? と聞くとフィンランドだぜとのお答えが。
フィンランドは良いところですか? と聞くと、寒いけど良い場所だよ的なお言葉が。
それじゃ、いつか旅行にでもというニュアンスな会話をしてみたり。

4回戦 Tong, Wu [CHN] ジャンド

ようやく本命。私はそいつを食べに来たんだー。

1本目は《広がりゆく海》で事故らせて、まったりと《ジュワー島のスフィンクス》でせいせいせーい。
2本目も同じように事故らせつつ、相手の《朽ちゆくヒル/Putrid Leech》を《精神の制御/Mind Control》してウリャー。

メイン7:3あるいはメイン6.5:3.5というところ。
サイドも概ねこれを維持という具合。
*ただしデッキバレしていない時に限る。
そして今書きながら気づいたが、去年の中国代表チームの人ですな。

5回戦 Molin, Christian [SWE] ジャンド

おっきゃくさーん。

1本目は《広がりゆく海》で遅らせつつ、メイン入りの《大貂皮鹿/Great Sable Stag》も《復讐のアジャニ》で処理。そして《悪斬の天使/Baneslayer Angel》と《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle》でどっせーい。
2本目も《広がりゆく海》以下略。続唱から繰り出しまくれば、手札が減らない故に《荒廃稲妻/Blightning》も効かぬ。《血編み髪のエルフ》と《ロウクスの戦修道士》でラッシュ成功。

なんと、スタン4連勝。あと一回勝てば、目標である二日目が確定……!

6回戦 Veigel, Cameron [AUS] 赤黒

ドラフトは非常に微妙な黒t白を製作。1-2ぐらい出来そうな出来映え。2-1からが難しい。

1本目、正直見せ場なく死亡。
2本目3本目をひたすらに除去祭りと《帆凧/Kitesail》パワーで勝ち。

これで初日突破確定となった。

7回戦 Grafensteiner, Daniel [DEU] 緑黒

デッキパワーの差を見せつけられてストレート負け。
ちなみに彼はベスト8に入っていました。おめおめ。

8回戦 Saitou, Tomoharu [JPN] 緑黒

デッキパワー(以下略
さらにミスプレイもした。これは完敗。
デッキが弱すぎたなーと。

初日は5-3の99位で終了。
なにはともあれ、初日抜ける事が出来て本当に嬉しかった。
夕食はセブンイレブンのピザとコーラ。
この日のコーラ消費量は1.8リットル。ひいっ、体重計が狂ってる。

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